かみや民芸店/麦わら細工(城崎温泉)

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かみや民芸店/麦わら細工(城崎温泉)

 かみや民芸店は、日本で唯一城崎にしかない郷土民芸品のむぎわら細工を製造販売しています。店主の神谷勝氏(2代目)は「兵庫県技能顕功賞」受賞した城崎麦わら細工工芸技術保持者です。

 麦わら細工は、全て手作業で麦の茎を鮮やかに染色したのもので箱や小物を作り上げていく。江戸中期から、300年近くの歴史を持っており職人がいるのは城崎だけです。手作業ゆえ1日にできる個数も少なく、それが希少価値となり、熱烈なファンが全国から城之崎まで買いに来るそうです。店先ではご主人が工芸品を作っていて、さまざまな色に染められた麦わらを開き、一つ一つ丁寧に貼り付けながら模様や絵を仕上げる緻密な作業風景を見学することもできます。コマ等商品が店にない場合は、注文に応じてくれるそうです。店内には、色紙、ミニ色紙、瓶敷き、絵はがき、新商品”麦わら手鏡”などかわいいおみやげ物でいっぱいですよ。

かみや民芸店/麦わら細工

かみや民芸店

所在地:庫県豊岡市城崎町湯島431-1
TEL:0796-32-3259、FAX:0796-32-3572
交通アクセス :JR山陰本線城崎温泉駅から徒歩15分
営業期間 :AM10:00〜PM10:00
休業:無休
駐車場 :なし(近くに有料P有り)
おみやげ :土鈴 1200円、小箱 4000円〜、ミニ色紙立て 2500円〜、麦わらコマ 1600円
かみや民芸店ホームページ

麦わら細工とは?

麦わら細工には長い歴史と伝統があり、今より約280年前、城崎に湯治に来た因州(鳥取県)の半七という職人が、竹笛やコマなどに色麦わらを貼って宿の軒先で売り、宿料の足しにしたのが始まりと言われています。

その後技術も長足の進歩を見て箱物や絵馬に細工したものもでき、ことに明治に入ってから高名な画家が来遊して下絵を描き、図案を与えて試作させた結果、芸術の香気高い作品が生まれ、 他に類例のない工芸品として好評を得ています。

麦わら細工
城崎町文芸館に展示されていた麦わら細工です。色鮮やかで綺麗ですね♪

神谷勝氏プロフィール

  1941年 城崎町に生まれる
  1959年 麦わら細工の世界に入る
  1977年 「かみや民芸店」を開店
  1987年 「城崎町指定無形文化財 城崎麦わら細工工芸技術保持者」に指定
  1989年 兵庫県技能功労賞を受賞
  2004年 兵庫県ふるさと文化賞受賞
  2004年 皇太子殿下ご夫妻に、愛子様誕生祝いとして「大文庫・コウノトリ」献上
  2006年 画号「麦椿(ばくちん)」を名乗る

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